はしっこ

或る大学構内の端にあるスペース。
端とは出発点として個人が設定できる始まりの地点であり、工夫と行動によって中心とは「別の中心」となりえる場所である。 
充足した空間でも保証された舞台でもないが、思いつきが故の機動性と熱量によって「必要かもしれない」ことを試みる。試みたことを公開(目撃)すること。そのことを効果として捉え、持続すること。
以上のことは当然のことであり、特別なことではない。それ故に行わなければならない。表現は端や際から創出される。

冨井大裕(「はしっこ」世話人)