会期:2013年11月25日(月)〜12月7日(水)10:00〜18:00 日休
主催:KABEGIWA
会場:日本大学藝術学部江古田校舎 西棟地下 1 階 美術学科彫刻アトリエ前廊下
出品:今井俊介、荻野僚介、末永史尚、水戸部七絵、土屋貴哉、豊嶋康子
トークイベント:「作品を展示/掲示することについての座談会」
12月3日(火)18時̶20時
会場:CHIKA ECODA(展示会場脇スペース)
出演:出品作家、勝俣涼(美術批評)
本展は、「絵画にホワイトキューブは必須か?→答え:否!」という、一見すると暴力的だが、 よくよく考えると当然のことを、絵画出身の作家6名によって改めて立証しようという意図を発火点として企画された。ホワイトキューブは近代以降の美術作品展示にとって、作品展開の自立と可能性の発露であったと同時に、脆弱で安易な思考を生む揺り籠となった。ホワイトキューブの登場によって、「白」は全てを平等に受け入れ、発言や口出しをしない聖母的存在となった。 本展は以上のことに対する応答として、日々、壁に展示され鑑賞されている絵画以外の存在=ポスターや書類など情報メディアの「展示場所」である掲示版を絵画の展示空間として設定する。 作品のあり方に対して日々過激な取り組みと考察を繰り広げている絵画出身の作家6名が、ベージュ色の壁布の掲示板に挑戦状を叩き付ける。その格闘の様を通じて絵画にとっての展示とは何かを考察し、美術における「白壁教の信者」たちに喝を入れる機会としたい。 |